黙示録20章
20:1 また私は、御使いが底知れぬ所の鍵と大きな鎖を手にして、天から下って来るのを見た。
20:2 彼は、竜、すなわち、悪魔でありサタンである古い蛇を捕らえて、これを千年の間縛り、
20:3 千年が終わるまで、これ以上諸国の民を惑わすことのないように、底知れぬ所に投げ込んで鍵をかけ、その上に封印をした。その後、竜はしばらくの間、解き放たれることになる。
ひとりの御使いが底知れぬところの鍵と大きな鎖を手にして、天から下ってきました。それは、竜に例えられている悪魔でありサタンを捕えて、千年の間縛り、底知れぬ所に閉じ込めるためです。悪魔は、霊ですから、鍵や鎖は比喩です。封印は、神の権威によることを表していて、神の許しなしに解くことはできません。
20:4 また私は多くの座を見た。それらの上に座っている者たちがいて、彼らにはさばきを行う権威が与えられた。また私は、イエスの証しと神のことばのゆえに首をはねられた人々のたましいを見た。彼らは獣もその像も拝まず、額にも手にも獣の刻印を受けていなかった。彼らは生き返って、キリストとともに千年の間、王として治めた。
裁きを行う権威が与えられている者たちが、多くの座に着いていました。彼らの中の十二人は、使徒たちです。
マタイ
19:28 そこでイエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに言います。人の子がその栄光の座に着くとき、その新しい世界で、わたしに従って来たあなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二の部族を治めます。
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その他に、イエス様が空中に再び来られるまで、仕えた人々が報いとして町を治めることが分かります。イエス様に王権が与えられた時、支配者として治めることになります。
ルカ
19:15 さて、彼は王位を授かって帰って来ると、金を与えておいたしもべたちを呼び出すように命じた。彼らがどんな商売をしたかを知ろうと思ったのである。
19:16 最初のしもべが進み出て言った。『ご主人様、あなた様の一ミナで十ミナをもうけました。』
19:17 主人は彼に言った。『よくやった。良いしもべだ。おまえはほんの小さなことにも忠実だったから、十の町を支配する者になりなさい。』
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また、この時、生き返る者たちがいました。彼らは、獣もその像も拝まず、獣の刻印を受けていなかったと記されていて、いわゆる患難時代に死んだ人々です。
20:5 残りの死者は、千年が終わるまでは生き返らなかった。これが第一の復活である。
この時、その他の死者は、生き返りませんでした。彼らは、死んだが幸いな者であることを示すために、その他の者が千年が終わるまで生き返らなかったと記しました。
それとともに、この時点で生き返るのは、患難時代に死んだ人たちです。クリスチャンのよみがえりは、この時ではありません。また、旧約の聖徒のよみがえりもこの時ではありません。「残りの死者は、千年が終わるまでは生き返らなかった」と、明確に記されています。
また、千年の終わりによみがえることが示唆されています。事実、白い御座の裁きにおいては、死者は、第二の死を経験しますので、一度生き返るのです。そして、永遠の滅びに入れられます。一方、命の書に記されているところに従って裁かれる人たちは、その人たちと区別されています。彼らは、十一章の御使いの賛美に記されているように、小さい者から大きい者まで、報いを受ける人たちのことです。
黙示録
11:18 諸国の民は怒りました。しかし、あなたの御怒りが来ました。死者がさばかれる時、あなたのしもべである預言者たちと聖徒たち、御名を恐れる者たち、小さい者にも大きい者にも報いが与えられる時、地を滅ぼす者たちが滅ぼされる時です。」
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20:6 この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対して、第二の死は何の力も持っていない。彼らは神とキリストの祭司となり、キリストとともに千年の間、王として治める。
幸いなるかな、また、聖なるかな、第一の復活に与る者は。これらの人々に対して、第二の死は、何の力もない。第二の死については、十四節に記されています。彼らも、白い御座の前に立つのですが、第二の死に決して入ることはないのです。
彼らは、神とキリストの祭司となります。また、王となり、キリストと共に千年の間治めます。
黙示録
20:14 それから、死とよみは火の池に投げ込まれた。これが、すなわち火の池が、第二の死である。
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20:7 しかし、千年が終わると、サタンはその牢から解き放たれ、
20:8 地の四方にいる諸国の民を、すなわちゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する。彼らの数は海の砂のようである。
サタンは、千年が終わると解き放たれます。キリストが支配する千年の間のことについては、ここには、ほとんど全く記されていません。多くは、イザヤ書などの預言に記されています。
サタンは、四方にいる諸国の民を招集します。それは、惑わしによります。ゴグとマゴグを戦いに召集するためです。非常に多くの軍勢になります。そのことについて、エゼキエル書三十八章から三十九章に預言されています。そこには、マゴクの地のゴグと記されています。創世記から、ゴグとマゴグが兄弟であることがわかります。人名と地域名の違いです。
エゼキエル
38:8 多くの日が過ぎて、おまえは徴集され、多くの年月の後、おまえは、一つの国に侵入する。そこは剣から立ち直り、多くの国々の民の中から、久しく廃墟であったイスラエルの山々に集められた者たちの国である。その民は国々の民の中から導き出され、みな安らかに住んでいる。
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20:9 彼らは地の広いところに上って行き、聖徒たちの陣営と、愛された都を包囲した。すると天から火が下って来て、彼らを焼き尽くした。
攻撃は、エルサレムに向けられます。エルサレムは、山岳地帯です。包囲は、地の平坦部である南の荒野、ヨルダン側東岸の丘陵地帯、地中海岸、そして、彼らが上ってくる北方などになります。
天からの火が下って来て、彼らを焼き尽くします。
20:10 彼らを惑わした悪魔は火と硫黄の池に投げ込まれた。そこには獣も偽預言者もいる。彼らは昼も夜も、世々限りなく苦しみを受ける。
彼らを惑わした悪魔は人硫黄の池に投げ込まれ、世々限りなく苦しみを受けます。獣も、偽預言者もそこにいます。人々から真理の光を奪い、惑わしたことに対する報いは、永遠の苦しみです。その結末を知る時、少しも惑わされてはならないのです。
20:11 また私は、大きな白い御座と、そこに着いておられる方を見た。地と天はその御前から逃げ去り、跡形もなくなった。
白い御座に着座しておられる方を見ました。地と天とは、その御前から逃げ去り、跡形もなくなりました。
ペテロ第二
3:10 しかし、主の日は盗人のようにやって来ます。その日、天は大きな響きを立てて消え去り、天の万象は焼けて崩れ去り、地と地にある働きはなくなってしまいます。
3:11 このように、これらすべてのものが崩れ去るのだとすれば、あなたがたは、どれほど聖なる敬虔な生き方をしなければならないことでしょう。
3:12 そのようにして、神の日が来るのを待ち望み、到来を早めなければなりません。その日の到来によって、天は燃え崩れ、天の万象は焼け溶けてしまいます。
3:13 しかし私たちは、神の約束にしたがって、義の宿る新しい天と新しい地を待ち望んでいます。
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地も天もこの時消滅します。この時、全ての物質は消滅します。
・「逃げ去り」→逃げ去る。逃れる。例えとして、消え去る。
・「あとかたもなくなりました」→居場所がない。
20:12 また私は、死んだ人々が大きい者も小さい者も御座の前に立っているのを見た。数々の書物が開かれた。書物がもう一つ開かれたが、それはいのちの書であった。死んだ者たちは、これらの書物に書かれていることにしたがい、自分の行いに応じてさばかれた。
死んだ人々が御座の前に立っていました。その中で、大きい者も小さい者も立っているのを見ました。ここに立つ人たちは、死んだ人々です。全ての人が死んだのです。ここに立つのは、全てよみがえらされた人たちです。
まず、この人たちは、いのちの書とその他の書物に従って、その行いに応じて裁かれたのです。彼らは、行いが評価されています。すなわち、報いが与えられるのです。ですから、この時、旧約の聖徒が生き返るのです。そして、行いに応じて報いを受けます。
20:13 海はその中にいる死者を出した。死とよみも、その中にいる死者を出した。彼らはそれぞれ自分の行いに応じてさばかれた。
海と死と「よみ→ハデス」の中にいた人が生き返り、自分の行いに応じて裁かれました。海は、神に対抗する勢力です。死は、神の命(救い)から永遠に離れることを表します。「よみ」は、ハデスです。神の裁きによって神を信じない者たちが入る場所です。
・「死」→神の命(救い)から永遠の離れること。肉体の死。
・「よみ」→ハデス。
20:14 それから、死とよみは火の池に投げ込まれた。これが、すなわち火の池が、第二の死である。
20:15 いのちの書に記されていない者はみな、火の池に投げ込まれた。
死と「よみ→ハデス」も火の池に投げ込まれました。滅ぼされたのです。これは、第二の死と呼ばれています。
命の書に記されていない人は、火の池に投げ込まれます。