詩篇150篇

150:1 ハレルヤ。神の聖所で神をほめたたえよ。御力の大空で神をほめたたえよ。

 ハレルヤは、主を褒め称えよという意味です。この詩は、ハレルヤに始まり、ハレルヤで終わっています。これが主題です。

 聖所は、神の臨在の場所です。イスラエル中に住み、御栄光を現される方です。その方を褒め称えます。

 御力の大空は、神の業の偉大さを表しています。

150:2 その大能のみわざのゆえに神をほめたたえよ。その比類なき偉大さにふさわしく神をほめたたえよ。

 大能の御業は、神の力の現れです。偉大さは、比類のないものです。

150:3 角笛を吹き鳴らして神をほめたたえよ。琴と竪琴に合わせて神をほめたたえよ。

150:4 タンバリンと踊りをもって神をほめたたえよ。弦をかき鳴らし笛を吹いて神をほめたたえよ。

150:5 音の高いシンバルで神をほめたたえよ。鳴り響くシンバルで神をほめたたえよ。

 楽器と踊りで神を褒め称えよと呼びかけられています。これらは、より強く神を褒め称えることを表しています。

150:6 息のあるものはみな主をほめたたえよ。ハレルヤ。

 息は、命の息とも言われ、人が神の霊によって生きた者となることの比喩です。そのように、主の前に生きた者たちが主を褒め称えることができ、褒め称えるのです。