詩篇134篇

都上りの歌。

134:1 さあ主をほめたたえよ。主のすべてのしもべたち夜ごとに主の家で仕える者たちよ。

 主のしもべに呼びかけられています。さあと促し、主をほめたたえるように。

 彼らは、主を恐れ、主に従う者たちです。そして、彼らは、夜ごとに主の家で仕えます。これは、祭司たちだけのことではありません。彼らは、昼の間も仕えています。むしろその方が多いでしょう。これは、主の全てのしもべに語られています。彼らは、昼はそれぞれの務めがあります。彼らは、夜に主の御前に出るのです。その時、彼らは、主の家にいるがごとく、主の臨在を覚え主に仕えているのです。

134:2 聖所に向かってあなたがたの手を上げ主をほめたたえよ。

 彼らは、聖所のあるシオンに向かって手を上げます。その声を聞かれることが主の約束です。

 手を挙げることは、清い行いのうえに立って祈ることを表しています。旧約時代には、実際に手を上げて祈りましたが、これは、その手の行いが清いことを表しています。主の前に出る時に、清い者であることを表明し、祈るのです。そうでなければ、主は、祈りを聞かれません。その手に悪のある者の祈りを聞かれることはないのです。

134:3 天地を造られた主がシオンからあなたを祝福されるように。

 それに応えて、天地を造られた主がシオンから祝福されるのです。彼らがシオンから離れたところにいたとしても、主は、彼らに応えられます。それが実現することを祈っています。

 このような主に都上りをして近づくことができることは、主のしもべにとって大いなる喜びです。