民数記30
30:1 モーセはイスラエルの諸部族のかしらたちに告げた。「これは主が命じられたことである。
モーセは、イスラエルの子らについて、諸部族のかしらにしかと語って言うことには、これは、主がしかと命じられた言葉で、
30:2 男が主に誓願をするか、あるいは、物断ちをしようと誓う場合には、自分のことばを破ってはならない。すべて自分の口から出たとおりのことを実行しなければならない。
もし、男が誓願をし、あるいは、自分のたましいに誓いを課すために誓約を誓うばあいには、自分の言葉を破ってはならず、彼の口から出てくる全てのように行う。
これは、男性に関する規定です。誓願をする場合と、誓約をする場合です。誓約については、その意味が詳細に記されていて、自分のたましいに禁じることあるいは義務を起こせることを課すことであり、たましいが肉の欲を絶って神に従って生きることを表しています。また、十三節には、「たましいを大いに低くするための誓いの誓約」と説明されています。自分の思いのままに生きるのではなく、神の御心に服従して生きることを表します。
この誓約は、自主的なもので、何をするかについては、自分で決めることになります。
誓った者は、口から出した言葉の全てを履行しなければなりません。
・「誓願と誓約」→誓願は「神に何かを捧げる/行う」という条件付きの約束です。誓約は自分に何かを禁じる・義務を負わせる宣言です。
30:3 女が若くてまだ父の家にいるときに、主に誓願をするか、あるいは物断ちをする場合には、
また、もし、女が主に誓願をした場合、また、若い時で、父の家で誓いを(自分のたましいに)課す場合で、
30:4 その父が彼女の誓願、あるいは物断ちを聞いて、彼女に何も言わなければ、彼女のすべての誓願は有効となる。彼女の物断ちもすべて有効となる。
彼女の父が彼女の誓いと彼女が自分のたましいに結びつけた(誓約の)誓いを聞いた場合で、彼女の父が彼女に黙っている場合、関係者は、彼女の全て誓いと彼女が自分のたましいに結びつけた全ての誓いを確立することになり、父は、確立する。
父が承認するか否かが、この誓いを確立するか否かを決定します。それで、重要な点について、最後に念を押しています。
・「黙っている」→使役語幹。積極的な不介入と承認を表す。(あえて)黙っている。
・「有効になる」→確立する。二度記されていて、初めは、三人称、共通、複数で、少なくとも父と、娘です。後は、三人称、男性、単数です。これは、最終的な承認者、父です。
30:5 しかし、もし父がそれを聞いた日に彼女に反対するなら、彼女の誓願、あるいは物断ちはすべて無効としなければならない。彼女の父が彼女に反対するのであるから、主は彼女を赦される。
しかし、もし、彼女の父がその日に聞いたことを彼女に禁じる場合、全ての彼女の誓願と彼女が自分のたましいに結びつけた誓いは、確立しない。そして、主は、彼女を許される。なぜならば、彼女の父が彼女に禁じたからである。
30:6 もし彼女が、自分の誓願、あるいは物断ちをしようと軽率に言ったことが、まだその身にかかっているうちに嫁ぐ場合には、
また、もし、彼女が男(夫)のものになってしまって、そして、彼女の上にある誓願あるいは、彼女が自分のたましいの上に結びつけた彼女の唇の言葉があり、
・「嫁ぐ」→存在する。なる。「不定詞絶対形 + 未完了形」で強調している。
30:7 夫がそれを聞き、聞いた日に彼女に何も言わなければ、彼女の誓願は有効である。彼女の物断ちも有効となる。
そして、男(夫)がそれを聞いて、聞いた日に、彼女に黙っている場合、関係者は、彼女の誓願と彼女が自分のたましいに結びつけた誓いを確立することになる。夫は、確立する。
・「黙っている」→使役語幹。積極的な不介入と承認を表す。(あえて)黙っている。
30:8 もし夫がそれを聞いた日に彼女に反対すれば、夫は、彼女がかけている誓願や、物断ちをしようと軽率に言ったことを破棄することになる。そして主は彼女を赦される。
しかし、もし、夫がそれを聞いた日に彼女に禁じる場合、彼女の上にある誓願あるいは、彼女のたましいの上に結びつけた彼女の唇の言葉を破棄するならば、主は、彼女を赦される。
30:9 しかし、やもめや離縁された女の誓願については、すべての物断ちが当人に対して有効となる。
しかし、寡や離縁された女の誓願は、自分のたましいの上に結びつけた全ては、彼女の上に確立する。
30:10 もし女が夫の家で誓願をするか、あるいは、誓って物断ちをする場合には、
そして、もし、男(夫)の家で、誓願したか、誓約により自分のたましいの上に誓いを結びつけた場合、
30:11 夫がそれを聞いて、彼女に何も言わず、反対しないなら、彼女の誓願はすべて有効となる。彼女の物断ちもすべて有効となる。
彼女の夫がそれを聞いて、彼女に黙っていて、彼女に禁じないならば、関係者は、全ての彼女の誓願と彼女が彼女のたましいの上に結びつけた全ての誓いを確立することになる。夫は、確立する。
・「黙っている」→使役語幹。積極的な不介入と承認を表す。(あえて)黙っている。
30:12 もし夫が、そのことを聞いた日にそれらを破棄してしまうなら、その誓願も物断ちも、彼女の口から出たすべてのことは無効となる。彼女の夫がそれを破棄したのだから、主は彼女を赦される。
もし、彼女の夫が聞いた日にそれらを確かに禁じるならば、彼女の口から出た全ての誓願についてとたましいの誓いについて、確立しない。主は、彼女を赦される。
30:13 すべての誓願も、自らを戒めるための物断ちの誓いもみな、夫がそれを有効にすることができるし、それを破棄することもできる。
全ての誓願と全てのたましいを大いに低くするための誓いの誓約は、彼女の夫が確立させ、あるいは、彼女の夫が破棄させる。
30:14 もし夫が日々、その妻に全く何も言わなければ、夫は彼女のすべての誓願、あるいは、すべての物断ちを有効にする。夫がそれを聞いた日に彼女に何も言わなかったのだから、彼はそれを有効にしたのである。
そしてもし、彼女の夫が日から日へ(日々)、彼女に全く黙っているならば、彼は、彼女の全ての誓願、あるいは、彼女の課した全ての誓いを確立させることになる。なぜならば、彼がそれを聞いた日に、黙っていたからである。
・「黙っている」→使役語幹。積極的な不介入と承認を表す。(あえて)黙っている。
30:15 もし夫がそれを聞いた後、それを破棄するなら、夫が彼女の咎を負う。」
しかし、もし、彼がそれを聞いた後に、それを確かに破棄するならば、彼が、彼女の咎を負うことになる。
30:16 これらは、夫とその妻との間、父とまだ父の家にいる若い娘の間とに関して、主がモーセに命じられた掟である。
これらは、男とその妻の間に関して、父と父の家の若い娘の間に関して、主がモーセに命じた掟である。
神の前には、妻は夫に属し、夫に服従すべきものであり、また、父の家にいる若い娘は、父に属し、父に服従すべきものであることがわかります。それゆえに、神に対する誓いであっても、夫や、父の決定が優先されるのです。そして、夫は、妻の責任を負い、父は、娘の責任を負うことになります。